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ピッチとタッチについて
選手がピッチに出てきまいたというピッチや、
タッチラインをわりましたというタッチラインについて。
クリケットのピッチが、フットボールのグラウンドを,
指すようになったのは、
19世紀以前の、パブリック・スクールや、
グラマー・スクールの校庭が、牧草の生えた、
広大な更地であったことに、起因しています。
だだっ広い原っぱには、もちろん整備された競技用グランドはなく、
放牧と同じように、毎日グランドの状態を見て、
プレイする場所を、変えていました。
その日のフィールド・オヴ・プレイを示すために、
4隅に、杭をうったことが、
クリケットのウィケットを、建てることを連想させ、
ピッチと、言うようになったわけです。
現在サッカーやラグビーにおいて4隅に小旗を建てたのは、
18世紀、19世紀当時の名残です。
恒常的なグラウンドが整備される前、棒や杭でフィールド・オヴ・プレイを明示したが、
今度はボールデッドとなる境界を、どうするかという疑問が生じました。
先にボールにタッチしたサイドが、スロウ・インの権利を得る点で共通しています。
ここからサイド・ラインを、タッチ・ラインと呼ぶようになったというわけです。
また、付け加えれば、居並ぶ観客にボールが、
当たることからボールが、
外に出てしまう事を、インタッチと呼ぶように、
競技区域の内外があいまいな時代の名残が、
タッチ・ラインという言葉には含まれています。